ニューヨークマラソン(ゴールするまで)
クイーンズの町は、ブルックリンより少~し都会。反面、情緒豊かという感じではないかな。でも相変わらず、沿道では、バンドの演奏や応援が。
約3㎞走ると、マンハッタン島へ渡るクイーンズボロ橋。
古いつり橋で、コース中、ヴェラツァノナロウ橋の次に長い橋です。
橋からの眺め。
手前に写っているのが、イーストリバーに浮かぶ中州のルーズベルト島。その先に見えるのがマンハッタン。
この橋の上で、2人の日本人の女性に逢いました。お互いを励ましあいながら、先に進みます。
それにしても、日本人ってすぐに分かる。何が違うんだろう。
一つは体形。やっぱり、日本人って細いよね。アメリカやヨーロッパの人に比べれば、間違いなく小柄だけど、それ以上に、とてもおしりがちっちゃい。
あと、服装が地味。基本、白か黒、せいぜいパステルのピンクや水色で、スポーツブランドの正統派。それにくらべて、他の国の人は、原色のピンクや見たことのないデザイン。私も、黒いパンツに黒いウエア・・・もっと派手な格好してくれば良かった。仮装といわないまでも・・・。
クイーンズボロ橋を渡ると、マンハッタン島を北上。59ストリートから129ストリートまで、1stアベニューをひたすらまっすぐ。ここで、恐怖の30㎞地点を迎えます。
コース中、もっとも声援がたくさんあったのが、ここ、1stアベニューのコースです。
いけどもいけども終わらないまっすぐな道に、何度も気持ちが折れそうになりました。そのたびに沿道に幾重にも集まった人たちの声援に、背中を押されます。
途中、膝に痛みを覚えて道の端に避け、ストレッチを始めると、「You can do it ! You can do it !」と、おじさんが力いっぱい励ましてくれている。
ありがたくて、申し訳なくて、悠長に屈伸している場合じゃない気持ちにさせられて、「Thank you !!」と手を振って元気に、走り出す。
でも、すぐに、疲れて歩きたくなる。そのたびに、沿道の声援が私の体を前に運んでくれる。
なんで、走ってんだろう。
辛いなぁ。でも、進むしかない。
でも、一人で走っているんじゃないんだな。
とにかく、前へ、前へ。
見知らぬ人たちの声援、日本で応援してくれている家族や友人や会社の人、この大会を運営するボランティアの人々、いろんな人に支えられて走っていることを実感して泣きそうになる。
この瞬間。
私はこの瞬間のために走っているような気がする。こんなことをしないと人に素直に感謝できないなんて、情けないことだけど、本当にありがたい。
「がんばれ~」というカタコトの日本語の声援jに思わず振り向くと、日系の男の人が応援してくれている。「がんばれ~、がんばれ~、おかぁさ~ん」
・・・おかぁさんって・・・ま、いいけど![]()
長い直線コースが終わり、いったんマンハッタン島を出て、ブロンクスへ。
ウィルスアベニュー橋を渡ったところで、和太鼓の音が。日本人が太鼓の演奏をしてくれている。
橋を渡る前に、配られたパワーバーでエネルギー補給したせいか、声援が途切れた橋の上で、存分にストレッチをしたせいか、和太鼓に元気づけられたせいか、急にエネルギーがみなぎってきて、足が軽くなる。
今までの歩いているんだか走っているんだかわからなかったのがうそのように、軽々走れる。
もしかして、これがランナーズハイってやつ?
1マイルのブロンクスの旅を終えて、再びマンハッタン島へ。
マディソンアベニュー橋。これを渡れば、あと、10㎞くらいです。
そろそろゴールタイムが気になってきた。この時点で、4時間30分くらいたっています。ホノルルマラソンが、5時間46分。今年の目標は5時間30分を切ることですが、どうだろう。ことし、春日部の大凧マラソンで、10㎞を1時間切って走れたけど・・・。
ゴールまでは、マンハッタン島の5tsアベニューをひたすら南下します。そう、あの辛かった30キロ地点を、通りは違うけど引き返す格好です。
ランナーズハイは長くは続かず、再び足が抜けそうになる膝の痛み。
ゴールまでは、セントラルパーク内を走ります。そろそろ夕方。公園内は、夕日と公園の緑がきれいだけど、応援の人影はまばら。
足は思うように進まず、時間ばかりが過ぎていく。
26マイル地点。ゴール目前。ラストスパートで、何人かの歩いている人を抜く。あくまで、歩いている人を・・・です。
後で聞いた話だけど、N岡さんは、歩きながら走っている人を何人か抜いたそうです![]()
フィニッシュは、元気良く両手を挙げて。
タイムは、非公式タイムで5時間42分。
目標タイムの5時間30分を切ることはできませんでしたが、去年より、4分ほど更新。
がんばりました~。
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